平成27年度 日本機械工具工業会賞
環境活動賞
給水ポンプのインバーター制御運転による省エネ化 |
オーエスジー株式会社 |
課題
現状、大型圧力タンク給水ユニットの使用により、メンテ工数、費用、電力使用量が多大の課題。
活動概要
給水ポンプを5.5Kwから2.2Kw、インバーター制御交互運転化とし、又、メイン配管径をφ150mmへと大径化により配管自体を圧力タンク化し、省メンテナンス、省電力化を図った。
効果
電力使用量:10,200Kwh/年削
汚泥有価物化による産業廃棄物削減 |
京セラ株式会社 |
課題
セラミックのスラッジ廃棄に高コストを費やしており、又、乾燥までの長期保管及び保管場所確保の高コストの課題。
活動概要
セラミックスラリー専用の減容化脱水装置を導入し、低含水率のケークへと性状を変化させ、有価物化、100%リサイクル化を図った。
効果
産廃排出量:10.2トン/年削減
LEDランプの導入による省エネ |
京セラ株式会社 |
課題
照明用の電力使用量が多い課題。
活動概要
直管型蛍光灯を直管型LED照明へ更新により省エネ化を図った。
効果
電力使用量:534MWh/年削減
キャンペーン用商品パンフレット作成環境改善 |
ダイジェット工業株式会社 |
課題
多岐にわたる注力商品の環境調和認定製品を拡販する為のパンフレット製作費用が高価、又、紙使用量を多く使用、環境負荷が高い課題。
活動概要
顧客の要望調査から、多岐にわたるキャンペーン商品を1種類のパンフレットへの構成とし、作成費用削減、紙使用削減による省資源化、又、本来業務である環境調和認定製品の拡販により自社及び顧客への環境負荷削減を図った。
効果
・1回のキャンペーンにて、75万枚の紙使用量削減
・環境調和認定製品の販売向上率が44%向上
再生可能エネルギー(太陽光発電設備)の導入 |
株式会社タンガロイ |
課題
福島県のいわき市に立地する本社工場では、東日本大震災後、再生可能エネルギーの発電設備導入を決定。
活動概要
いわき新工場建屋屋根に太陽光パネルを設置、売電することなく、変電所を通じて、工場の生産用電力として供給。
パワーコンディショナーは、100Kwの出力あり。
効果
2015年6月度は、18,000Kwhを発電し、夏場昼間のピークカットに貢献。
砥石リサイクル拡大による産廃埋立率の削減 |
株式会社不二越 |
課題
砥石の産廃埋立量が多い課題。
活動概要
ビトリファイド砥石について、仕様を調査し、リサイクル提出できるように分別、又、レジン、センタレス砥石も、処理業者と打ち合わせ、建築、路盤補助剤への再生化を図った。
効果
産廃埋立率が2.8%向上
コンプレッサ停止タイマーによる消費電力量の低減 |
富士精工株式会社 |
課題
夜間、休日の工場稼働に変動がある為、24時間コンプレッサをフル稼働させなければならず、電気使用量過多の課題があった。
活動概要
各コンプレッサに誰でも操作可能な停止タイマーを設置し、工場稼働に合わせ、工場関係者による入り切りを行い、省エネを図った。
効果
・電力使用量14,947Kwh/年削減
・CO2排出量8,938KgCO2/年削減
空調機更新に伴う室内機送風配管のループ化 |
富士精工株式会社 |
課題
従来の空調機では、室外機4台中、1台が故障すると、その系統の室内機が全て停止する為、工場内の均一な温度管理ができない課題。
活動概要
3台の室外機と室内機の送風配管をループ化し、1台の室外機又は室内機が故障しても、残り2台が稼働し、工場内の大きな温度変化が避けられるようになった。
効果
・電力使用量152,079KWh/年削減
圧縮空気配管見直しによる電力低減 |
三菱マテリアル株式会社 |
課題
コンプレッサの元圧から末端(各設備)までの圧力低下が大きく大型設備の稼働時においては、圧縮空気の設定圧力が下限に近い状態となり、停止するリスクがあった。
活動概要
圧縮空気配管の経路を見直し、ループ化することで、配管内圧の平準化、圧力降下も抑制され、余剰待機コンプレッサの台数削減による省エネを実現。
効果
・電力削減量:222MWh/年削減
・CO2削減:40.4トンCO2/年削減